ナショナルズ入りした新人、ステファン・ストラスバーグ投手(21)が母校・サンディゴ
州立大学のホームグラウンド、「トニー・グオイン・スタジアム」改修に14万1000㌦
(約1250万円)を寄付した。入団直後の新人では異例の大金寄付です。
ストラスバーグはナショナルズの全米1位指名で入団した、今年6月のアマ・ドラフト
では最高評価を受けた逸材。4年契約、年俸総額1510万㌦(約15億円)は
新人契約史上最高の金額でした。
北京五輪では3Aのメンバーにまじって、アマではただ1人選ばれて銅メダル獲得
に貢献。今年度の大学公式戦では13勝1敗、防御率1・32、109イニングで
195三振を奪った豪腕。入団後のアリゾナ・リーグでもすごい存在感を見せ、
来季の公式戦デビューを期待されています。
グオイン・スタジアムは老朽化が目立ち、今回は新しい人工芝の張り換え工事、
コーチング・システムの新プログラムの導入などに使う予定で、ストラスバーグ
は「母校にはお世話になった。少しでも恩返しができれば幸いです」
とコメント。そして「育成プログラムは学生には大事なコース。より最新のものが
組み込まれ、学生の勉強に役立つようになればうれしい」とも付け加えていました。
母校の監督を務めるトニー・グオインさんは「彼は人間もいいいし、実績も
十分。メジャーでの成功を祈る」と、感謝していました。20年間、サンディゴ
パドレス一筋だったグオイン監督は、自分が育てた大器の善行を、
心から喜んでいるようです。
ストラスバーグ投手の2010年のデビューは待たれますね。
了
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