ポストシーズンどころか、最下位を免れるのがやっとの不振に終わった
メッツは、2010年の新シーズンを迎えるにあたり、ユニホームを
レトロ調に変更する、と、11月24日、明らかにしました。
1969年、ワールド・シリーズ優勝当時のピンストライプのホーム・ユニホーム
で、自然色の白に変える、そうです。
これまで着用していた黒ユニホームは、そのまま併用する予定です。
アンダーシャツ、ストッキングは同じブルー。帽子もブルーに赤のチーム・マーク。
これで、少しでも優勝当時のチームに近い姿にしたい、現れでしょうか。
今季は1969年優勝40周年記念のイベントが行われ、そのときに、
多くのオールド・ファンから要望があった、のではないでしょうか。
さらに、昔のファンから「メッツを造った、創立当時の功労者を大事に
していないとは何事か!」と、批判が集中。
シテイ・フィールドにその顕彰モニュメントを飾る準備も始めました。
この計画は、すでに先週発表されていますが、一塁側のエントランスには
優勝監督、ギル・ホッジスの名前を付けることになりました。
さらに、三塁側入り口にも殿堂入りのトム・シーバー投手の名前が、
右翼寄りにも「ウィリアム・シェイ」の名前も掲げます。
ようやく恩人たちの名を後世に残すようになったのは、メッツの前進です。
旧球場には、殿堂もあったのですが、あの、数々のメモラビリアは、どこに
飾ったのか、判明しません。同じ新球場を建てたヤンキースは、
モニュメント・パークを同じようにきちんと設営し、球場内部にも、新たに
ヤンキース博物館を新設したのを思うと、メッツの遅れは気になっていました。
これで先輩を敬う姿勢が見えてくれば、2010年は、新たなスタート
になるのですが。どうなるか、見守りたい、と思います。
了
コメント