まだ姿が見えない「シカゴ野球博物館」に新理事長、コンラド・カワル氏が就任、
博物館建設に先頭を切って動き始めました。
カワル氏はシカゴ育ち、地元高校時代は州選抜の遊撃手、西イリノイ大学時代
は三塁手、大学のコーチを務めたあと、スポーツ・ビジネスの世界へ入り、
約30年間も、プロ・スポーツのフロント業務をこなした専門家。カブス時代は
マーケティングを専門に働き、NFLのニューオリンズ・セインツ時代は、
来襲したハリケーン「カタリナ」からの復興に奮闘。サッカー、ラクロスも
仕事をした、ビジネスのキャリアは豊富。
「2004年に、このシカゴ野球博物館の建設計画がスタートしたとき、創始者の
フレッチャー博士を助けるビジネスの人材がいなかった。私が、各界を
駆け回り、今年度中にも、建設地、資金のメドをつけたい」と、意気込む
カワル氏。
目下、寄贈された「ジェローム・ホルツマン・ライブラリー」(歴史家で知られ、
その貴重な蔵書、豊富な資料は公開を望まれています)をどこに
展示するか、シカゴ150年の野球史研究センターをどうするか、構想を
練っている最中です。
しかし、今の長引く経済不況では、土地提供や、建設資金もメドが
立てられない状況です。募金活動を盛んにやっていますが、当初、2009年
には建設する青写真は大幅に狂い、関係者の苦労が察しられます。
了
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