このブログで何回か紹介した「ベースボール・ラリンクアリー」(野球の宝石箱)会から
「バーバンク市中央図書館で特別展を開きますから、お出でください」と、Eメールが
届きました。
理事長のテリー・キャノンさんが企画・主催する「ジャイアンツとドジャースの特別展」です。
特に今年は、ベイエリア大地震で1週間も中断された、1989年10月17日の
ジャイアンツ対アスレチックスの、「ワールドシリーズ震災20周年」に当たる
記念イヤーなので、当時の写真、地震に見舞われた、サンフランシスコ・ジャイアンツ
のホーム、キャンドルスティック球場の風景などを展示します。
当時のフィルム上映会を開くものです。
展示は8月10日から10月2日まで開催しますが、ドキュメント映画上映は
9月14日、午後7時から図書館講堂で予定されています。いずれも入場無料
です。
このシリーズ第3戦は、10月17日、午後5時4分、マグニチュード7・1の大揺れ
が襲いました。一見、球場は何もなかったようですが、主催者は直ちに中止。
「停電でサンフランシスコ市内は暗闇になる危険がありますから、至急、臨時バス
で帰ってください」と、せき立てられるように市内へ戻ると、もう真っ暗闇。
ホテルの部屋は足の踏み場もないほど、天井からはがれ落ちた破片が散乱。
「もし、ホテルにいて直撃されたら、どうなっていたか」と、ぞっとする思いでした。
アスレチックスが2連勝。第3戦は開会式の途中で、プレーボール目前の
出来事でした。
この上映するドキュメンタリーは30分間に編集したもので、緊迫感がある
恐怖のシーンを、現場部居合わせたカメラマンが撮影したものです。
もう一つは「ジャイアンツ対ドジャースのライバル物語」パネル・ディスカッション
で、作家のアーノルド・ハノさんと、解説者のロス・ポーターさんが話し合います。
これは、9月21日午後7時から同図書館で開催(これも無料)。
お2人とも生粋のドジャース、ジャイアンツ・ファン。ニューヨーク時代から、ともに優勝
を競り合って来た仲をどう語るか、注目です。
バーバンク市はロサンゼルスの北、ユニオン駅から出るライト・レール鉄道
を利用、ダウンタウンで降りればすぐです。ロスに滞在しておられる方は、
時間があれば、覗いてみてはいかがでしょうか。
了
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