ボルチモア・オリオールズは、7月21日、2010年から春のキャンプ地は、
これまで東海岸のフォートローダーデール市から、対岸のサラソタへ移転する、
と、サラソタ市と合意。共同発表しました。
サラソタはヤンキースのタンパ市の南で、これまでは、シンシナチ・レッズが1998年
から使用していました。しかし、メイン球場の「エド・スミス・スタジアム」を始め、
総合スポーツ施設の老朽化を理由に、レッズは撤退を表明。空きやになってしまいました。
ドル箱のメジャー・チームに逃げられては大変、と、サラソタ市は懸命に他の球団
誘致に乗り出し、やっと、新たなキャンプ地を捜していた、オリオールズをキャッチ
したのです。
これには、メイン球場の全面改修、拡張が条件で、サラソタ市はフロリダ州
の援助を受け、3120万㌦(約31億円)を投資してキャンプに改修を間に合わせる
約束。オリオールズもOKしました。
この資金には地方観光税と、州費(700万㌦=約7億円)が当てられる予定で、
オリオールズはキャンプ地運営費、メインテナンス経費を負担します。
30年間契約ですが、ヤンキース、レイズ(タンパ)、北のフィリーズ(クリアウォーター)
南のレッドソックス、ツインズ(フォートマイヤーズ)が集結する西海岸地区は
内海なので、東海岸より天気は安定しており、しかも、強豪チームばかりが
そろうので、試合へハイウェーで短時間移動ができるので、都合がいいのです。
ヤンキースも東海岸から移転してきたチームです。
東は60年も続いたヴエロビーチも、ドジャースが去り、空きやのままです。
(マイナーの共同施設になる予定)。これで、東は、ジュピターに共存する
カージナルス、マーリンズぐらいになりました。
キャンプの態勢は新スポーツ・コンプレックスを続々建設するアリゾナへ、
みんななびく勢いです。今後、キャンプ地編成はどうなるか、注目しています。
了
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