激戦のア東地区でトロント・ブルージェイズが首位を走る快進撃。
5月15日現在で2位レッドソックス、3位ヤンキース、4位レイズをの3強を押さえる
1位は見事です。
もうすぐ40試合を消化しますが、開幕から連続勝ち越してきた、息切れしない粘りは、
予想を上回る好成績ではありませんか。
37試合の時点で首位は1992年以来、17年ぶりの歴史的な事件です。
この年は王座に付いた記念イヤー。当時の監督は、今のシト・ガストンでした。
ガストンは頑固で信念を曲げない男で有名です。一時、引退しましたが、打撃コーチ
で復帰。再び監督に戻り、年輪を重ねた円熟の指揮ぶりでナインを
つかんでいます。
下馬評が低かったのは、18勝のエース、AJバーネットがFAでヤンキースへ去り、
苦しい、と思われていた投手陣も頑張り、打線の鋭さはどこにも
負けません。
1番の遊撃・スカタローは出塁も良く、2番のヒル二塁手が大躍進。目下、10本塁打、
32打点、打率・347の爆発で脅威の存在です。
開幕当時、飲酒ファンがドームで暴れて事件を起こしたため、ファンは減り、昨年比10万人
の減少。連日プロモーションを組み、ファンを誘っていますが、ファン動員の前途は、
決して明るくはありません。こうなれば、狙いはプレーオフ出場!。
かって「スカイ・ドーム」と、呼ばれた球場は、チーム・スポンサー名の
ロジャース・センター」と、改名していますが、ダウンタウンにある地の利の良さは
同じです。
いつまで粘れるか、3強の追撃を振り切るかか、楽しみにしたい、と思います。
(了)
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