13日、「今夏、セントルイスで行われるオールスター・ゲーム(7月14日)
のナショナル・リーグ・コーチに、ドジャースのジョー・トーリ監督が就任する」
というニューズを発見しました。
ナ・リーグ監督のチャーリー・マニュエルが、12日、ドジャース戦(フィラデルフィア)
の練習中、バッティング・ゲージでトーリに就任を持ちかけました。
「いいよ、大変な名誉なこと」と、二つ返事でトーリはOKしたそうです。
昨年、ヤンキースタジアムで最後の球宴が行われたときは、ドジャース入りしていた
トーリは指名されず、古巣でのビッグ・イベントには参加できませんでした。
マニュェル監督は、ワールド・シリーズ出場権を掛けて争った、東西のライバル同士。
しかし、マニュェル監督は「ジョーはセントルイスは古巣。きっと、ブッシュ・スタジアム
には、もう一度立ちたい、思い出があるに違いない」と、友情の出演依頼でした。
トーリは1969年から1974年までカージナルスでプレーし、最初は捕手、
次いで三塁手、一塁手。1971年には打率・363、137打点の2冠王になり、
MVPも獲得したチーム。さらに、現役を引退後の1990年から1995年まで
監督も務めました。セントルイスでの通算在籍期間は長いのです。
「思い出の町でファンに応えて欲しい」と、いうマニュエルの友情コールは
うれしいではありませんか。
その上、トーリ監督は、ヤンキース時代にオールスターを指揮して6年間、一度も
負けたことはありません。(5勝1分け)。「球宴勝利リーグにワールド・シリーズの
ホーム・アドバンテージを与える」と、現行の規定があるので、
マニュェルは「何とか今年こそ勝ちたい」と、トーリの勝運にあやかりたい、
狙いもあるでしょう。
「セントルイスは私の育った土地。大変楽しい」と、トーリ監督は笑顔でしたが
「実は、この球宴3日間の休みを利用して、私の姉の80歳誕生日祝いをやろう、
と計画していたんだ。だが、それも撤回する。後日、改めて考えるよ」と、
家庭の内輪話も明かしました。
もう1人のコーチは未定です。ア・リーグはまだ何も決まっていません。
目下、ナ西地区首位を走るドジャース。ラミレス出場停止のショックを乗り越える
このニューズにトーリ監督は勇んでいます。
了
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