アデンハートはボルチモア・ウィリアムスポート高校時代に将来を期待された
右腕投手でした。ところが、2004年アマ・ドラフトの1ヶ月前、右腕ひじの故障で、
ケン移植の手術(トミー・ジョン方式)を受けたため、ほとんどの球団は指名を見送り、
エンゼルスでも14位指名。らつ腕で有名なボロス代理人に依頼した
効果もなく、契約金71万㌦(約7000万円)で入団。再起を目指して
マイナー修業。やっと4年目にメジャー昇格したばかりでした。
オープン戦で成果をあげ、エンゼルスは「先発3番手で使える」、と予測
して起用。見事なピッチングで応えたばかりでした。
今季はラッキーを始め、先発3人が故障リスト入りの誤算続き。その上、突然、
アデンハートまで失うとは、何という悪夢でしょうか。
シーズン中の事故死は少なくなく、ロベルト・クレメンテ外野手(パイレーツ)
サーマン・マンソン捕手(ヤンキース)らの大スターも飛行機事故で命を
失っています。
インディアンスも、かって1993年、キャンプ中に、近くの湖で2人の投手がボート事故で
亡くなる事件もありました。
今週開幕日のエンゼルス・スタジアムでは、階段でけんかした男が転倒
して頭を打ち、亡くなる不幸な事件もありました。
ア西地区本命のエンゼルスが、この苦境をどうして切り抜けるか、
応援したい、と思います。
(了)
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