カージナルスは好調のスタートです。第3週を終わり、13勝6敗でナ中地区の首位。
5連勝を2回。14年目を迎えたトニー・ラルーサ監督の指揮も見事。オープン戦は
19勝12敗2分けで1997年(21勝)以来の成績を残した勢いで公式戦に入りました。
今季は新ブッシュ・スタジアムになって初めてのオールスター・ゲームを迎える
記念の年なので、チームに活気があるのは間違いないところです。
第3週修了で51万5765人を動員。両リーグ最多のファン人気を誇ります。
好成績の原因は打力です。
チーム打率・299、115得点、23本塁打はリーグ1位。爆発力でリードしている
カージナルスです。
何といっても看板は3番のアルバート・プーホルス一塁手。ものすごいパワー
を見せ25打点、7本塁打。すでに3盗塁も記録。攻守走ともチームの主砲
にふさわしいスターぶりです。
心配なのは4月の過密日程。開幕の6日から14連戦が終わると、20日の移動日
をはさんで21日から20連戦。「ギブミー・ブレイク!(休みをくれよ)」と、
悲鳴を上げている苦難の日程です。
6月16日からもまた20連戦が組まれており(7月5日まで。ホーム10試合)
年間のホーム休日は3日しかありません。
インター・リーグは5カード。「ミズーリ対決」のロイヤルズとは2回対戦。
5月22日からホーム、6月19日からカンザス市。他はインディアンス
(6月12日からクリーブランド)タイガース(6月16日からホーム)
最後はツインズ(6月26日からホーム)。すべて3連戦です。
ファン・プレゼントは「オールスター記念ピン」が5月21日から5回あります。
先着2万5000人。殿堂入りのルー・ブロック胸像が5月17日、
オジー・スミスの首振り人形は10月2日。これも先着2万5000人。
様々の席をパックで売り出し中。みな飲食付きでヤンキー・スタジアム
のように高価ではないので評判はいいようです。
オールスター・ゲームは7月14日。1966年の旧ブッシュ・スタジアム
以来43年ぶりですが、その前のセントルイス開催(1957年)にプレーした
スタン・ミュージアルさんは、88歳の高齢ですが、今もお元気。
この日を楽しみにしておられます。
晴れの日はミュージアルさんを称える祝典も計画されています。
了
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