ブリュワーズは昨年、ナ中地区2位、ワイルドカードでプレーオフへ進出。
フィリーズに地区シリーズで1勝3敗で敗れ、ワールドシリーズへの夢はかない
ませんでしたが、チーム史上初の300万人動員を突破。306万8458人を集め、
スモールマーケット・クラブでは一番の、立派な成績を挙げました。
新監督に、アスレチックスで5年間371勝288敗、ア西地区優勝2回(2003年、
2006年)の実績を残しながら、解任されて浪人していた、ケン・モッカ
を迎え、ベンチ・コーチに昨年、メッツを解任されたウィリー・ランドルフ監督
を呼ぶ、新体制でスタートしました。
しかし、開幕から4カード連続の負け越し、最下位に転落する、2002年以来の
ワースト・スタートでした。
昨年、インディアンスから移籍して連戦連勝。大黒柱になった、左腕・CC
サバシーア投手を引き留められず、ヤンキースにさらわれ、右腕エース
ベン・シーツ投手も故障が多いために再契約せず、両輪がいなくなった投手陣では、
激戦の中地区では大変です。
その上、フィルダー一塁手、ブラウン左翼手のヤング看板が不発。
打撃不振が続いてたのでは苦戦も当然です。
今季は4月21日から最長の20連戦がスタート(ホーム10試合)。さらに
13連戦が2回、14連戦、17連戦、と続きます。ホーム休日は3日しか
ありませんが、シカゴに隣接し、移動には不便はないので(移動日は13日)
連戦の不利は感じません。
インター・リーグ(各3連戦)は5カード。ツインズと2回(5月22日からロード、
6月23日からホーム)他はホワイトソックス(6月12日からホーム)
インディアンス(6月15日からロード)タイガース(6月19日からロード)です。
首振り人形プレゼントは3日(先着2万人)あります。トレバー・ホフマン投手
が5月31日(目下故障リスト入り)ジェイソン・ケンドール捕手は6月28日、
ジェフ・スーパン投手は8月30日。
金曜日ナイターは学生デー。この日は6、7選手のサイン会もあります。
キッズ、シニアの半額デーが10日間。球場横に建設した、ユース野球場
「へファー・フィールド」は日曜日は解放。自由に遊べます。
「野手はほとんどが残り、ヤング集団の団結は強い。これから上昇してくるはず」
と、CBSスポーツ・コムのシニア・ライター、ダニー・ノブラーさんは予言
しています。
今季の観客動員は落ちず、6試合で平均3万5366人。ミルウオーキー・ファンの
支持が続く限り、楽しめるブリュワーズです。
了
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