在米大韓民国野球協会名誉会長、ウィリアム許氏が2月13日、ロサンゼルス
で亡くなられました。年来は存知あげませんが、80歳半ば以上のご高齢、では
なかっかた、と思います。
許さんは戦前、東京6大学、神宮球場で活躍された名選手の1人で、韓国野球界
のリーダーでした。韓国選手の進出で組織された社団法人・在米韓国野球協会
の中心になり、韓国野球のアメリカでの発展に努力され、名誉会長に退かれてからも、
後輩への援助を惜しまず続けられていました。
ロサンゼルスで決勝が行われる「第2回WBC大会」韓国代表の、
北京五輪に続く連覇を祈っておられた、のではないでしょうか。
私が月刊ドラゴンズに連載していた「大リーグ野球博物館の旅」を読まれて感激され、
「キミの連載が出版されたら(未だに実現せず)是非、もう一度読みたい」と、激励
の手紙を頂いたことがあります。「もし、キミが渡米したときは、ロサンゼルス
へ来てください。私が歓迎します」という連絡も頂いたことがあります。
当時、まだ、このブログもスタートしておらず、私も、「渡米したときには、お目に掛かりたい」
と思いながらも、うまく、日程が取れず、延び延びになったまま、ついに、お別れとは
大変残念です。
現在、会長職のジョー・李さんから、28日に届いたお手紙で、初めて、
許さんが亡くなられたことを知りました。
「アメリカにも私の愛読者がおられたとは!」と、手紙を頂いて、どんなにうれしかったか、
分かりません。
今は、ご冥福をお祈りするばかりです。
天国の許さん、野球文化の発展へ、将来へ、これからも、お見守りください。
了
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