ホワイソックスをFAになった、ケン・グリフィーJ外野手が、21日、正式に
マリナーズ入り。22日からピオリア・キャンプ(アリゾナ州)に参加しました。
背番号「24」。ついに、待望のイチローとのコンビが実現したのです。
かねてから「実に美しいスター。素晴らしい選手」と、絶賛していたイチローが、WBC
終了後、グリフィーと一緒になり、どんなコンビが生まれるか、期待に胸はふくらみます。
グリフィーは自宅がフロリダにあり、同じ東海岸時間帯のブレーブス入り
が「家族と過ごせる」理由で有力視され、アトランタの地元紙が”入団決まる!”
と、報じてしまったほどです。
しかし、グリフィーのマリナーズ入りを勧めたのは、殿堂入りの大スター、
ウィリー・メイズ外野手だった、と言われています。
18日、メイズはグリフィーに電話。「最後は故郷、とも言うべきシアトルで
プレーするのが、キミのベストの道、と思う。私は、最後はメッツだった。
ワールドシリーズには出られたが、古巣・ジャイアンツでやれなかったのが、
唯一の心残りだった」
背番号「24」はメイズの大看板のナンバー。ジャイアンツ・ファンなら、だれも
目に残る番号です。グリフィーが24のユニホームを着ることは大スター
とつながる意味があるのです。
両者を仲介したのは、元マリナーズ内野手の、ハロルド・レイノルズ。今は
MLBネットワークに登場していますが、メイズに「グリフィーに電話してくれ」と、
頼んだ、と言われます。
実にシアトルを去ってから20年ぶりのUターン。もう39歳のグリフィーは
これが最後の舞台になるでしょう。
ペオリア・キャンプで行われた発表で、「ひざ故障も完治。体重も絞れた」
と、笑顔でした。
(了)
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