2階へ上がり「クロスロード・オブ・アメリカ」のコーナーは、左端展示室の見開き
ウィンドーに、スポーツがありました。
その上段のキャッチ・フレーズを見た瞬間、思わず笑いがこみ上げました。
何と、その表題は「来年まで待とうゼ」でした。
「WAIT TILL NEXT YEAR!」これが、白地に真っ赤で書かれています。
いやでも、すぐに目に付く看板ではありませんか。
考えてみれば、シカゴには4大プロ・スポーツ・チームがありますが、最近は
とんと、王座に縁がない、のです。
NBAの黄金時代を誇った、シカゴ・ブルズも、大スター”エア・ジョーダン”と
言われたマイケル・ジョーダン、名将・フィル・ジャクソンが去ったあとは、
全く鳴かず飛ばずです。1991年から、と、1996年からの2回も「3連覇」を
成し遂げた輝かしい栄光も、もう、過去のことになりました。
NFLのベアーズも、1985年が最後。そして、カブスも、ホワイトソックスも
地区優勝はしましたが、ともに今季は敗退。この看板が、まさに、ぴったり
なのです。
ホワイトソックスは、2005年、アストロズを破り、王座に就いたのがこのコーナー
の話題です。
その記念の写真、グッズが、左側のショー・ケースの中央に飾ってあります。最近の
シカゴ唯一の栄光です。カブスに至っては、もう100年も王座がない、のです。
このため、左右に別れているプロ・スポーツの展示は、どこか、寂しい感じでした。
NFLの人気スターだった、ウォルター・ペイトンの濃紺のユニホーム
を着た等身大の写真像が、独立して立っています。
カブス、ホワイトソックスの優勝記念プログラムも掲げてありますが、
カブス特製シャンペン・ボトルも、惹きつけるものがありません。
下段にシカゴ女子野球「クィーンズ」の紹介もありました。
この看板が「やったぞ!シカゴ!」のテーマに変わる日はいつでしょうか?
了
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