地区シリーズは6日、ボストンのサヨナラ勝利で修了。9日(木)からナ・リーグ・シリーズ
がフィラデルフィアで、10日(金)からアメリカン・リーグ・シリーズがタンパで開幕します。
4チーム中、3チームは東地区になったので、MLB関係者はほっとしている、
のではないでしょうか。
MLBは、すべて東地区を中心に組み立てられており、テレビ放映も、東海岸地区の
時間に合わせて決められています。これが、もし、エンゼルスが勝利し、
ドジャースとの西海岸同士になったら、東地区の人は多分、テレビを見ないでしょう。
きっと、視聴率は激減した、と思います。
今季はともに400万人以上も動員した、ヤンキース、メッツの東の横綱が敗れ、
そろって欠場のため、ポスト・シーズンの人気は心配されていました。
レッドソックスが残り、レイズと東同士の決戦。ナは大陸横断シリーズです。
今季の共通点は、両リーグともに「最多勝利チームが消えた」ことです。
カブス(89勝74敗、2位に7・5差)エンゼルス(100勝62敗、2位に21差)は
ともに早々と優勝を決め、余力十分で臨んだはずですが、ホーム開幕の利を
生かせず完敗。ギリギリで決めたドジャース、最後まで、レイズと死闘を続けた
レッドソックスの勢いには勝てませんでした。
「独走、早期の決定は良くない」のは、いつも起こる現象です。
そのジンクスは破れませんでした。
そして、今回残った4チームの共通点は「すべてホームで圧勝している」ことです。
ドジャース、フィリーズともホームで相手に4戦全勝。レイズはホームでレッドソックスに
8勝1敗。レッドソックスもホームで7勝2敗。この極端な成績がどう出るでしょうか。
リーグ・シリーズはレイズ、フィリーズのホーム開幕です。
了
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