「また1年も待つのか!長いオフになるゼ」。ロサンゼルスでまさかのストレート負け。
今季、ナ・リーグ、ベストの成績を残し「今年こそ」と、意気込んでいただけに、カブス・ファン
の嘆きは良く分かります。
地元紙も「サヨナラ2008年。ついに100年ブランクの大台に乗った。タイトル届かずとは」
と、1面に厳しく報じていました。
カブスは、1908年に、タイガースを4勝1敗で破り、チャンピオンになって以来、これで
100年もの間、王座から見放されています。以後、ワールド・シリーズに7連敗。リーグ、
地区シリーズに6敗。挑戦のチャンスはこれだけあったのに、いつも、勝利は
逃げていたのです。
5日(日)、雨のリグレー・フィールド。球場前には、呆然として立ち尽くすカブス・ファンが
いました。みんな、地区シリーズ第5戦のチケットを持っているのです。
「カブス・ファンでいるのは大変だよ。2009年を待つのは」と、27歳の高校教師。
周囲のレストラン、バー、カフェも重い雰囲気。試合日はアルコール禁止に
なっていたので、どの店もがっくりです。
6日には、カブスのライバル、ホワイトソックスも、レイズに完敗。とうとう、
シカゴの2チームのワールド・シリーズ対決の夢は、あえなく消え去りました。
6日、ほとんどの選手は、クラブハウスのロッカー整理にリグレーへやってきました。
「何もできなかった。こんなはずではなかった、ウチのチームは。でも、2009年
はまた新たなチャレンジさ」と、アルフォンソ・ソリアーノ外野手。彼は、この
2年間のプレーオフでわずか1割7厘。
オフはFAになる、ケリー・ウッド、ライアン・デンプスター両投手の再契約交渉
が焦点、と言われています。カブスは再起できるか?2009年に夢を
掛けましょう。
了
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