12日、ロサンゼルスのリーグ・シリーズ第2戦で3回にフィリーズ・ヴィクトリーノ外野手
の頭に危険球に近いボールを投げて、両チームのベンチ総出の乱闘に発展したトラブルで、
13日、MLBは両チームの関係した7選手に罰金処分を与えました。
最高の罰金は発端になった投球をした黒田投手の7500㌦(約76万5000円)。
向かっていったフィリーズのヴィクトリーノ外野手、外野から突進してきた
ドジャースのラミレス外野手に各2500㌦(約25万5000円)が主な罰金です。
ドジャースのトーリ監督は「乱闘といっても何もけんかはなかったし、退場者も
出ていない。お互いが自制して大事にはならなかったから、良かった、と思う。
だれも頭にぶつけよう、と思う男はいない。チームメートを守る意識が
働いた結果だ。それを思えば、この罰金は異常の高額ではないか」
と、話しています。
トーリ監督は、真っ先にラミレスを抱き締め、殴り合いになる寸前で止め
ました。もし、ラミレスが退場処分でいなくなれば、一大事だからです。
フィリーズのマニェル監督は「故障者もけが人も出ず、収まって本当に
良かった。以後、何も起きない。良かった」と、コメントしました。
ドジャースが再三、フィリーズの投手から危険球まがいの投球で脅かされていたため、
「こちらも」と、投げた黒田は「勇気ある行動だった」と、ドジャース・ナインから
賞賛されています。
罰金を乗り越えて、黒田への信頼と団結は深まります。土壇場のドジャース。
これからの反撃が見物です。
了
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