今季、ファンを最も驚かせたのは、タンパ・レイズの大躍進ではないでしょうか。
6月29日、両リーグ交流戦、インター・リーグは終了しましたが、レイズは、ついに、
レッドソックスを抜いて、6月3日以来、再びア・リーグ東地区の首位に立ったのです。
勝率・605は両リーグ1位。これでちょうど、折り返し点の81試合目。
チーム創立11年目で初めての快挙です。もう、フロック、という人はいないでしょう。
先発投手陣も、救援も予想を超える頑張り。守備もリーグ4位と成長。攻守走
3拍子そろう快進撃です。チーム盗塁88は両リーグ1位。実に良く走り、良く守り、
そのバランスの良さは群を抜いています。
交流戦は12勝6敗で4位(首位はツインズの14勝4敗)。アメリカン・リーグは
断然強く、これで、5年連続の勝ち越し。ア・リーグで交流戦に負け越したのは、
主力に故障者続出のインディアンス、監督を代えてもまだ効果の出ないブルージェイズ
の2チームだけです。
不振のマリナーズもパドレスに今季初のスィープし、交流戦は5割(9勝9敗)。
監督交代の刺激はあったようです。
レイズは30日からタンパにレッドソックスを迎えての3連戦。この首位対決は
きっと楽しみです。タンパでは開幕当初(4月25日から3連戦)にレッドソックスに
3連勝・スィープして躍進の土台を作りました。このカードは、あとタンパ、ボストンで
各3連戦が残っています。7月2日の3連戦最後は、松坂対左腕カズミアーの
黄金対決。前回のタンパ・シリーズでは3連戦売り切れ、9万8701人を動員しました。
今回も、ボストンから大挙ファンが襲来。また満員になるのでは、と、予想
しています。ご期待ください。
了
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