マイナーの新球場、その２

実は、アレンタウンには、１８８４年からマイナー・チームが存在していた、

と言われています。

それから、目まぐるしくチームは変転。１９６０年を最後に姿を消し、ホーム球場（最後は

マックス・ヘス・スタジアム）は爆破され、今は跡形なく、大型モールへ、

と生まれ代わりました。

ついに再建されたコカ・コーラ・パーク。周辺人口を含めると、約１５０万人にもなり、

「アレンタウンの躍進に一役買う名所になる」と、関係者は意気込んでいます。

ローカルの野球場らしい設計です。２階中央には新球場が必ず作るスィーツが２０室。

この２階の屋上には、巡回できる展望デッキ。周辺の景色が一望できます。

駐車場は予約専用が５カ所（すべてコカ・コーラの飲料マーク、アイアンピッグのロゴ入り）

が設けられています。駐車料は一般駐車場も含め、すべて一律３㌦です。

本当に周辺に遮るものが何もない、広々とした野球場です。

ここの売り物は、ホームプレート前、バックネット裏に面したフィールド・レベルの

「ダグアウト・スィーツ」。こういうフィールドに直面したスィーツの誕生は、

他の球場にはない、独自の設計です。

ここで見る試合の迫力は、きっと、想像以上のものでしょう。

バッテリーの投球や、打者の息遣いも聞こえ、「人気が出るのは間違いなし」と、大宣伝。

ここは１室３０人収容。サービス付き。全部で２０室ですが、１９室は当日売り。

だれで買えます。会社の接待レンタル貸し切りもＯＫ、というやり方です。

左翼スタンド隅には５００人収容の「ピクニック・パテオ」も設けました。

フロント・スタッフも３月にやっと決まるあわただしさ。

すべてうまく行く、とは限りませんが、試行錯誤で突進する”アイアンピッグ”です。

３Ａリーグはメジャーのすぐ下のハイレベル。昇格を待つ若者の激戦区。

楽しみです、２００８年のインターナショナル・リーグ。

了