2A・テキサス・リーグにも、新球場が誕生しました。
アーカンソー州スプリングデイル市の「ノースウェスト・アーカンソー・ナチョラルズ」です。
カンザス州ウィチタにあった「ラングラーズ」がここに移転。今春、生まれ変わりました。
ここは、アーカンソー州北西部、同州第2の都市。人口4万5798人。
農産物の積み出し地、として知られ、鶏、ワイン、果汁、野菜缶詰の生産も盛ん。
7月には、「全米ロデオ大会」も開催されます。
市内の産業は最大のミート製造業会社「タイソン」が看板で、世界の”チキン・キャピタル”
とも言われています。スプリングディルにちなんで「チキンデイル」という名までも付いて
いる町です。
いわば農村地帯だけに「自然児」(ナチョラルズ)のネイミングは、ぴったりではありませんか。
新野球場はカンサス本拠のHOKが設計施工。メジャーの多くの新球場を
手がけているだけに、最新の技術を駆使。ホーム開幕は4月10日。サンアントニオ
を迎えてナイター開幕。ロイヤルズのマイナー所属です。
球場名は、地元銀行がネイミング権利を獲得「アーベスト・パーク」となりました。
総工費3400万㌦(約34億円)。スタンド席6500人、外野芝生席1000人。
「こんな地方の小都市でファンは来るのか?」と、心配されますが、
周辺人口を併せると40万人。最大100万人にもなります。
「ハイウェーにも直結している、アクセスの良さがあります。すでに、
シーズン席は2200席完売。スィーツは5年契約で25室中22室が完売。
球場全体は緩いカーブの円形。ファン・フレンドリーを第1にして完成しました。
座席の特徴は、ゆったり足を伸ばせるように、各座席の間隔を広め
にしてあります」と、エリック・エルドスタインGMは自信のPRです。
外壁は地元特産の自然石。ラフな感じがローカル球場の特徴を出しています。
了
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