ナショナル・リーグ東地区で昨年逆転優勝した、フィリースのホーム
「シティズンズ・バンク・パーク」には、様々の殿堂、博物館があります。
球場内部、外部に飾られた、これらの展示、表彰額、銅像の多さは、
メジャー球場1番ではないでしょうか。
この専用野球場は、2004年4月12日にオープン。まだ4年目の最新球場です。
ダウンタウンからは、四方八方へ通じている「セプタ」(フィラデルフィア市公共交通網)
の地下鉄「ブロード・ストリート・ライン」の終点「パティソン駅」で下車すればすぐ目の前です。
大変アクセスは便利。市内からは往復券(2㌦60㌣、約270円)を買えばOK。
帰りは混雑するので、とても、窓口では券を買う時間が掛かります。事前購入が
ベスト、と、思います。
地下鉄は深夜12時まで営業していますから、帰りの足の心配はいりませんが、
やはり、深夜は危険。地下鉄構内も深夜は安全、とは言えず、試合終了後は、
みんなと一緒にすぐに買えるのが無難でしょう。
かっては「ベテランズ・スタジアム」を、NFLイーグルスと共用してきましたが、
スタジアムは1971年4月10日オープン。32年も経って老朽化したため、
イーグルスと別れ、別々に専用球場を建設しました。
当時、工費4億5800万㌦(約503億8000万円)は市議会、州の承認
で完成しました。
ベテランズ・スタジアムを壊し、駐車場跡地に建設したもので、
新しい駐車場を挟んで、イーグルスも専用の「リンコルン・フィールド」を建設。
両者共存の形で、フィラデルフィア市の名物地区になっています。
タクシーも正面広場に多数待機していますが、わざと遠回りする、悪徳ドライバー
もいないではなく(もっとも乗車しないと見分けは付かないので運次第)ご用心です。
4万3000人収容の手頃の大きさで、スタンド上部へ上がると、ダウンタウンの
夜景が一望できるように設計された素晴らしい球場、です。
外壁は濃い赤(チームカラー)とグリーンのブリック。配色のコントラストも魅力的です。
殿堂は、室内2階の「ホール・オブ・フェイム・ギャラリー」と、外野スタンドの
「アシュバーン・アレイ」に掲げられた「ウォール・オブ・フェイム」に別れています。
了
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