この「ブリック・タウン・ボール・パーク」の広場にある、
もう一つの銅像は名捕手、ジョニー・ベンチです。
シンシナチ・レッズの看板スター、一塁側の正面広場に建つベンチ像は、
プロテクター、レガーズを付け、ミットを左手に、右手のボールを握る姿です。
マントルに比べ、この像を見上げるファンの数はあまり多くはありませんが、
ベンチは、地元オクラホマ・シテイの出身。生粋のオクラホマ男。
1970年代、レッズが「ビッグ・レッド・マシン」と恐れられた黄金時代を
思わせる、きりり、とした捕手像です。
マントルはガンに犯され、この球場が完成する3年前、1995年
8月13日、テキサス・ダラスで亡くなりましたが、今も元気なベンチは
この銅像が完成した1998年4月16日、完成披露式に招かれ、
銅像と対面。当時のブリック・タウン球場の企画責任者、ジム・
オツールGMと記念撮影した写真が、プレスボックスに
飾られていました。
やや照れくさいようなベンチの表情が楽しいシーンでした。
オツールGMは「本当はオクラホマの英雄2人を招いて、
盛大にファンに披露したかったが、マントルさんが亡くなられた
のは本当に残念です」と、話しました。
この像と並行した道路は「ジョニー・ベンチ・ドライブ」
と命名され、2大スターの名は永久にオクラホマ市に残ります。
了
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