2007年4月、ジェイコブズ・フィールドのセンターの空地に
「ヘリテージ・パーク」がオープンしました。2月から着工。
外野後方の「マーケット・パビリオン」(ファンの飲食集会場)の前に
円形のモニュメント・パークを完成。開幕と同時に披露しました。
この趣向は左中間スタンド後方に設けた、ヤンキースの「モニュメント・
パーク」を再現したもので、石柱に肖像写真をはめ込み、インディアンス
の歴史的瞬間写真も展開。100年祭記念事業の一環として完成
したものです。
これで、グッズ・ショップの殿堂室と連動、フェラー投手の
銅像とともに、ジェイコブズ・フィールドを、インディアンスのメモリー
で包む構想が出来上がった、ことになります。
インデアイアンスは、完成とともに、ファンに呼びかけ、
赤煉瓦に氏名を刻む「ブリック・プログラム」をスタート。
このパークをファンとともに、の工事も進めています。
煉瓦の大きさに応じて150㌦(1万6500円)から
375㌦(4万1250円)の献金で特注できます。永遠に、自分の名前が残る
ブリックを埋め込む仕組みです。
このブリックには、自由に自分の望む言葉を入れることも
可能です。みなさんも応募されてはいかがでしょうか。
この「ヘリテジ・パーク」は試合前、試合中、試合後に自由に
見学できます。無料開放です。
インディアンスの人気遊撃手だった、レイ・チャップマンの石像
もここに移されています。彼は1920年8月16日、ヤンキース
のカール・メイズ投手の投球が頭を直撃。その場に倒れて
12時間後に死去。悲劇の主人公だった選手です。
チーム盗塁王4回、この年も打率・303、97得点を挙げて
いたリードマンでした。その死を悼む墓標なのです。
ヘリテジ・パークを訪ねたら、悲運のスター、チャップマン
の石碑を忘れないで下さい。
了
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