ケンタッキー州の名物は、毎年5月に行われる、競馬の祭典
「ケンタッキー・ダービー」と「ルイビル・バット博物館」の2つです。
「スタンデイフォード・フィールド・エアポート」空港は、
ダウンタウンの南約8㌔の至近距離。「国際線空港」を名乗っていますが、
主として国内線の中規模空港です。ユナイテド、AA、デルタ、
コンチネンタルらの便が飛んでいます。
コンコースの中央広場真ん中にある「ルイビル市内案内所」は、
女性の係員が親切にきめ細やかに説明してくれます。到着したら
ここで、市内のポイントを尋ねておくと便利です。
私は「大きなバットがある博物館は?」と聞くと、すぐに
市内案内図と博物館ガイドをもらえました。
人口27万人。市名は独立戦争当時、援助してくれたフランスの
ルイ16世に感謝し、1780年に「ルイビル」と名付けた、と言われています。
ルイビル市の歴史に残る有名人は5人います。
第16代アメリカ大統領、エブラハム・リンカーン。さらに、生家がある
ヘビー級プロボクシング王者モハメド・アリ。ハーランド・サンダースは
世界的に有名なケンタッキー・フライドチキンをここから発祥させた人物。
その創始者を称える「カーネル・ハーランド博物館」
もこの郊外にあります。
4人目は、日本でもおなじみの名曲「マイ・オールド・ケンタッキー・
ホーム」の作曲家、ステファン・フォスターもルイビルです。
5人目は、1884年、バット製造会社を創立した、ジョン・A・
ブラッド・ヒラリック。もう120年の歴史を持つ「ルイビル・スラッガー」
のバットは、ここで生まれ、日本選手も多くの人が愛用してきました。
その博物館が市内の800Wメインストリートにあります。
一度訪問して下さい。正面入り口に天高くそびえる、巨大バット
に目を奪われるはずです。高さ38㍍。本物のバット
そっくりですが、木のバットに見えるように特注したカーボン・スティール製。
いや、もう、ものすごいバットですよ。
了
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