ノーラン・ライアン・センターは、ヒュストンからアルビン市へ行く
公共交通がないので、レンタカーで行くしか方法がありませんが、
私は、運転しないので、タクシーでどう行くか、研究した結果、まず、
ヒューストンのダウンタウン・ホテルから南部の空港、ホビー空港へ
行くシャトルバスに乗り、空港からタクシでアルビンへ往復しました。
アルビン市へは、ルート35を南下すれば、このルート途中に、アルビン・
コミュニテイ・カレジ」が見えてきます。
地理に精通している運転手ばかりではありません。人によっては、
道が分からず、アドレスと地図を渡しても、理解出来ず、行き着くには
一苦労でした。
最初に「いくらで行けるか。見学の間待っていてくれるか」を交渉するのが
大事です。
待ち時間を入れて往復で100㌦(約1万2000円)で商談は成立しました。
無事にヒューストンへ戻れて、ほっとしました。
タクシーなら、必ず「往復(ラウンドトリップ)したい」の意志を最初に
伝えないと、片道で降りてしまうと、帰りの足がありません。
大学の近辺には、全く何も無く、記念館内部は飲食禁止。食堂もない。
コンビニもないので、最初のツアー準備が肝心です。
建物の外観は、焦げ茶色の外壁など、クーパースタウンそっくりです。
正面芝生広場には、アメリカ国旗、テキサス州旗、学校の旗、記念館
の旗がひるがえっています。
7回のノーヒットノーラン達成のビデオは繰り返し上映されています。
5714三振奪取した選手全員の名前を、赤地に白文字で書いた垂れ幕が、
天井から釣り下げられているのが壮観です。これを眺めると
「いや、前人未踏の記録はすごいもんだ」と、感嘆するほか
ありません。
300勝利以上を挙げた投手「300勝クラブ」の全員の写真と、サイン
ボールがガラスケースの収められ、ライアンへの祝福メッセージも
添えられ、これが、出口を飾っています。
玄関に置かれてある、ライアン人形9体が、入館者を迎えて
くれます。この玄関には、ライアンの名言が飾られています。
「私はテキサス・カントリー・キッズ。いつも、真っ直ぐ歩いてきた。
ほかの誰よりも優れていた、とは思わないが、両親から
頑健な体を受け継いだことを感謝している」。
アルビン高校時代のジム・ワシントン・コーチの言葉も興味深い
ものがあります。
「私は、この少年の腕を壊さなかった、のを誇りに思う。
いつも無理させず、準備に最新の注意を払った」
このような、いいコーチに巡り会ったのも、成功の土台
でしょうか。
この記念館は、ライアンが、いかに大成したか、投球のメカニズムを
丁寧に解説。学生の研究に役立てています。
展示、配列は、すべて大学ならでは、のもので「なるほど、
ライアンはそうだったのか」と、改めて眺めました。
了
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