カウフマン・スタジアムの呼び物は、センターにある噴水です。
ここの外野芝生には座席がなく、98㍍の高さまで上がる噴水が見物です。
夕方、7色のカクテル光線に照らされる噴水の美しさには、メジャー随一でしょう。
だれも感嘆の声を上げます。「全米一番美しい球場」という評判も、このレイアウト、
演出の見事さからです。
2年ががりの改修で、今度は、どんなニュールックの球場になるか、楽しみです。
地下クラブハウスの左右壁面には、殿堂入りスターの背番号
を見せたユニホームが飾られています。その下には、その選手の
も野球カードを配置しておく配列の細かさもあります。
カンザスに本拠のあった黒人リーグ、モナークスのユニホームも
ここに展示され、黒人選手の肖像画切手も添えられて、ロイヤルズ
と、黒人リーグの密接な関係を示しています。
1階の展示ホール中央には、1985年優勝当時の、ワールドシリーズ
トロフイーが置かれています。カージナルスに1勝3敗と王手を掛け
られながら、逆転優勝、王座に着いた激闘を思い出させる、記念の
トロフィーです。
オーナー夫妻肖像画の隣には、名会長、と言われていた、ジョー・
バーク会長の肖像画もあります。西地区「ミスター・ベースボール」
の表彰も受け、日米野球にも同行、来日されましたが、当時からガン
と戦い、1992年に亡くなられました。
カウフマン、バーク両氏の功績は長く称えられるでしょう。
了
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