全米野球ファンのあこがれの的、カル・リプケンJ氏が、
7月29日、クーパースタウンの野球殿堂入りしました。
オリオールズの熱狂的なリプケン・ファンは、ボルチモア・カムデン
ヤードで、7月24日に、壮行会を開き、車で場内を一周した
リプケンは、涙を拭きながら、手を振って感謝を現しました。
表彰式当日には、オレンジ・カラーの、オリオールズTシャツ
を着たファンは、クーパースタウンへ駆けつけ、徹夜で、式典
当日を待つ、熱狂ぶりでした。
何故、リプケンは、これほどの歓迎を受けるのでしょうか?
彼は、入団してから、21年間、終始一貫、一度も、オリオールズを
動かず、オリオールズのために、全力を尽くした、その、ロヤリテイ
(忠誠心)を、ファンは、こよなく、愛しているから、なのです。
2632試合連続出場の大記録は、ファンとともに、作られました。
故障にも耐え、頑張り通した、その気迫、精神力、体力は、抜きんでて
います。FA制度で移籍オーライになっている、今の、メジャー
では、まさに、特異の存在です。
彼の故郷、メリーランド州、アバディーン市には、
「カル・リプケン博物館」と、彼が、独自に建設した「
ベースボール・アカデミー、リプケン・スタジアム」
があります。アバディーン市は、ボルチモア市から北へ38㌔
の小都市。ここに行くには、前に紹介した、アムトラック鉄道を利用
するしかありません。
しかし、アバディーン駅には、ローカル線しか停車せず、駅は無人。
ここで、下車しても、全く公共交通機関はなく、徒歩では、距離
は有りすぎて大変。一つ先にある、「ボルチモア・ペン・ステーション」
(ここは特急も停車)から、タクシー、または、レンター・カー利用がベストです。
私は、タクシー往復で約90㌦(約1万800円)でした。博物館の見学
待ち時間込み。「いくらでも待つよ」と、運転手はOKでした。
このペン・ステーションは、100年余の歴史がある、堂々たる建物。
あらゆる設備が完備。タクシーも、親切。台数も多いです。
高速道路のルート95を走り、出口85番で降り(標識がある)、ベルエア・アベニュー
に出ればすぐです。リプケンの背番号「8」を記念した、リプケン・プラザ
の道路。メイン・ストリートには、茶色のビル外壁に「2632」の
数字垂れ幕が、訪ねる方々を歓迎して、掲げられています。
了
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