フィラデルフィアに近いので、フィリーズの選手の殿堂入りが
多く、博物館全体は「ザ・カーペンター・ギャラリー」と、呼ばれて
います。フィリーズを代々支えてきた、カーペンター一家が、
この殿堂の運営に大きな援助をしてきた、と思われます。
この地方の野球歴史は古いのです。1865年10月13日、
タウン・チームの「ダイヤモンド・ステート・オールクラブ」が誕生。
しました。「アトラス・クラブ」も1865年9月23日に創立。
お互いに覇を競い合った、と言われています。
この、ローカル都市に、もう、100年余の歴史があるのです。
ウィルミントンの初ナイターは、1896年7月4日。しかし、
いかにも照明が暗く、ボールを大きいサイズにしても
見えず、観衆200人。「これはコミック(漫画)だ」と、笑いもの
になり、以後、中止された、と説明されています。
ここに来ると、野球の歴史をいろいろ勉強になりますネ。
このスタジアムは、野球のない日は、市民に開放され、
私の訪ねた午後は、黒人の音楽集会が三塁側
スタンドで開催。実ににぎやかでした。
この一帯を市は開発。アウトレットなど建設。
「シップヤード・ショップス・リバーフロント」の大
ショッピング・センターをオープンさせる計画です。
デラウェア州の強みは「消費税がない」ことです。
「6%は、他市で買うより安い」と、市は”ノー・タックス”をPR。
町中を走るトロリーバスは、どこへ行くにも、25㌣(約30円)
駐車料金は、午後5時以降は無料。昼間も25㌣の安さ。
「フィラデルフィア、ワシントン、ボルチモアの人々
をいつも呼び寄せたい」市の意気込みが良く分かります。
調べれば調べるほど「ウィルミントンは魅力的な町だな」
と、感じ入りました。
了
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