マイナー・リーグ・ニューズの第9号が届きました。
12月3日からナッシュビルで開幕する「ウィンター・ミーテイング」の
特集号ですが、その中に「今季の女性エキゼクティブ賞」は、1990年から
22年間もフロントで努力されてきた、3Aロチェスター・レッドウイングス所属
のダーリン・ジラルディナさんが決まった、とありました。
表彰式は開幕初日の3日、全部の表彰式典のなかで行われます。
ジラルディナさんは「私は入社当時は野球のことは何にも分からない
まま過ごしてきたんです。先輩のシルバーさんに教えられて、基本を
手ほどきされたので、目を開きました。やることはたくさんあったけど、
ひとつ、ひとつこなしていったのがよかった。コンピューターの導入
も始まり、さらに複雑になりましたが、だれでも、何でもやる姿勢は
変わらなかった。その日の仕事はきちんとこなす、ことで進めてきた」
と、話しました。
チームはプロ・サッカーと同居、さらに、今季はホーム球場が改修中の
スクラントン・ヤンキースに38試合も貸す運営も重なりましたが、
それも無事にこなしました。
「これからも何が起こるか分かりません。しかし、前進あるのみです」
と、高らかに笑うジラルディナさん。日本にはこのような女傑フロントは
いません。こういう女性にも道を開くマイナー・リーグは素晴らしい。
さらに、マイナー各リーグの「ベスト芝賞」も設定。3日に表彰します。
日本のプロ野球ではも、こういう裏方の表彰をぜひやって欲しい、と思います。
了
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