クーパースタウン野球殿堂入りの投票は、28日、全米野球記者協会員に
候補者h指名が配られますが(締め切りは12月下旬)注目は今季初めて現役引退後5年で
当選資格を得た大物が何票獲得するか(当選は全部の投票数の75%以上獲得)
するかどうか、が焦点です。
注目の大物は、通算762本塁打、7回のナ・リーグMVP受賞のバリー・ボンズ外野手、
通算354勝、7回のサイヤング賞受賞のロジャー・クレメンス投手、通算609本塁打の
サミー・ソーサ外野手の3人です。
普通ならこの実績で、文句ナシに当選するはずですが、3人とも薬物使用の疑惑に包まれ、
ステロイド時代の中心人物で、果たしてクリーンでない選手が得票するか
どうか、記者の判断が注目されるのです。
史上10位の583本塁打したマーク・マグワイア(現ドジャース打撃コーチ)
は、これまで6回とも24%しか得票がなく、薬物違反者に厳しい目、の背景は
無視できません。
この大物トリオを嫌う記者は多い、のではないか、と、予測されます。
500本塁打、3000本安打のラファエル・パルメイロ一塁手も、この
2年間、薬物疑惑が消えず、12・6%しか取れず「私は潔白だ」の
訴えも空しい結果でした。
ボンズ、クレメンス、ソーサに何票集まるか、「偉大な記録を尊重しよう」
という記者が出るか、いまのところ分かりません。
大リーグ通算最多安打のピート・ローズは自分の試合に掛けた、発覚で追放処分され、
殿堂にも入れません。
当選発表は2013年1月9日。結果を見守りましょう。
了
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