ヤンキースは、地区シリーズ最終戦を3ー1でオリオールズを振り切り、
リーグ優勝を懸けた「リーグ・シリーズ」へ進みました。
イチローの駄目押し打、グランダーソンの3点目のアーチが
ありますが、何と言っても、121球で完投した、左腕エース、
CCサバシーアの力投に尽きる、と思います。
8回、1点を失い、なお、1死満塁のピンチ。
ここで、ジラルデイ監督は動きませんでした。
「連日の延長戦で救援陣の疲労は、みなさんの想像以上だ。
だから、私は我慢した。彼で行くしかない、と。彼はわがエース。
トンの信頼を寄せている」。
トンとは”非常に重い”、という表現で、いかに、ジラルデイが、エースを信頼して
いるかが、良く分かります。
サバシーアは、1番・マクローを三振、2番・ハーデイを遊ゴロ。151㌔
の速球とチェンジアップを駆使し、粘り抜きました。
勝たねば終わりの第5戦。5回、ティシェラが安打、2盗、イバネスの
タイムリーで先制したのも「ティシェラはいい判断で走った。もし、速球だったた、
多分刺されたいただろう。カーブ、と予測して走ったのは、成否を分けた」。
父死去の悲しみを秘めて、会見では、そのことは一切触れず、ゲームに集中
するジラルデイの姿。
そこに、ナインを信頼し、その期待に応えようとする、ヤンキースの、一体になった
底力を感じます。休む間もなく13日はタイガース戦。
「明日はペテイトの先発。それ以外は話せない」と、会見を終えました。
オリオールズ戦のチーム打率は・211。点が取れない悩みももらさず、
監督は前進します。
MLBコムのレポートでした。
了
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