安泰か、と思われていた、ア・リーグ東地区、西地区は、
8月を終えて急接近です。
ヤンキース、レンジャーズとも、2位との差は、わずか「3」に
なりました。
東地区のヤンキースのレポートはすでに載せていますが、
西地区は、一時、最下位にいたアスレチックスが猛烈スパート。
いま8連勝中。75勝は2位グループでは断然のトップ。ワイルド・カード
での出場はもちろん、地区Vさえ望める勢いです。
7月は19勝、8月も18勝。レンジャーズとの対決は、最後の9月
下旬に7試合(テキサスで4、オークランドで3)も残っており、
あわやの逆転もある情勢です。
昨年のオフ、相次いで主力スターを放出、「もう骨抜き」と
言う人もいましたが、交換輸入した若手が成長、中心になって
スパートです。
4番に起用されている、セスペダス左翼手が3割をキープ。
責任を果たしたいますし、タイガースを追い出された形のインジ三塁手
もはまりました。
それにしても、記録からは、この快進撃が見えてこない、不思議なチーム。
これまでリーグ・ワーストの「15完封負け」(5月までに9試合)もして
いる上、チーム打撃は、リーグ・ワースト2位の不振。
だが、チーム防御率はリーグ2位、完封勝利13も2位。若手投手の
成長が支えているようです。
オークランドはファンが来ないのでも有名で、観衆動員はリーグ13位。
1試合平均やっと2万人超えの人気のなさです。
これでワールド・シリーズに進出したら、センセーションが起こります。
まさに”ミラクル・アスレチックす”。
了