レッズの右腕エース、ジョニー・クエトがナ単独首位の16勝。
初の20勝も望めるハイ・ペースです。
この日はホーム、カブスとのダブルヘッダー第1試合。午後1時10分開始
のデーゲーム。「いつも時間に併せて調整、流れを作ってゆくから大丈夫」。
1回、カブスの4番、ソリアノに先制2ランされましたが「あとは任せろ」と、
自信たっぷり。8回を3安打、三振8個を奪い、言葉通り、2回からは
つけいるスキも見せない完勝でした。
サイヤング賞の有力候補ですが「ゴールはまだ先。地区優勝を決めるまでは
個人賞はあと」と、言うのです。
今も残念がるのは、オールスター・ゲームの選出に漏れたこと、でした。
ナの指揮を執った、トニー・ラルーサ監督は「球宴前の日曜日に投げた
投手は起用できないら外す」と、各監督とも相談して了解を得て、レッズからは
救援のチャップマンしか選びませんでした。
選外に怒ったクエトは「何故、オレが入らない。選出は名誉だ。
ナのトップの勝利を挙げていたのに」と、ラルーサにかみつきました。
監督は無言でしたが、クエトはその悔しさを後半戦に集中、以後
6勝1敗の快進撃。「見ていろ」の闘志に火が点いた形でした。
ドミニカンの野生児。ドレッド・ヘアをなびかせ、力投する姿は迫力満点。
デーゲームはこれで11試合全勝。防御率(2・44)投球回(169回
3分の2)ともにリーグ2位。堂々たる成績です。
夢はポストシーズン。「夢は必ずかなう。オレが投げる」クエトです。
レッズ・コムのレポートでした。
了
コメント