新着のヤンキース・マガジン、7月号の表紙を飾るのは、今季
1年契約で入団した、黒田博樹投手です。
黒のグラブを左手に、捕手のサインをじっと見詰める表情は、実に
凛々しく、もう、ヤンキース・エースの貫禄十分です。
「ヤンキースの主力投手2人が故障したピンチを、クロダは
救った。今や、クロダのときだ」という、ボブ・クラスピッチ記者
のレポートはトップ記事で4ページもの特集、スターか、ホープ
でないと、登場しないマガジンに、これだけ、賛辞の文が載るのは
日本人選手では異例のことではないでしょうか。
「本当は西海岸のロサンゼルスを離れたくなかった。家族も
ロス生活を満喫していたから。しかし、ヤンキースの誘いが
あったので、1年契約でもいい。毎年、優勝を争う、伝統の球団の
歴史に触れてみたかった」と、語る黒田。
アンデイ・ペティト(6月20日、足首に打球)CCサバシーア(肉離れ)
で2人の先発左腕が故障休養、あとは、若手ばかりの先発陣で
37歳の黒田が立ち上がった、のが、首位を支えている、と、分析
しています。
「彼は5月まではいい成績ではなかったが、以後、ほとんど期待を
裏切らなかった」。
英語はうまく話せないが、ナインと良くコミュニケーションを採る姿は
みんなに好かれている」とも続けています。
さあ、夢にみた、ワールド・シリーズの舞台へ、2009年以来の王座へ、
黒田を応援しましょう。
了
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