マリナーズの右腕エース”キング・フェリックス”ヘルナンデス投手は
4日、ヤンキー・スタジアムで1-0の完封勝利。10勝目を挙げました。
わずか散発2安打、ヤンキースの残塁は3個。まさに、手も足も出ない
ようなワンマンショーでした。
「彼はすべてわれわれを超えた。それ以外の言葉はない」と、
ノーヒットのデレク・ジター。3番・カノが二塁打、8番・イチローが
シングルを記録しただけの完敗。
ヘルナンデスがヤンキー・スタジアムでヤンキースに完封勝利は
2010年6月30日(7-0)以来2度目。ヤンキースを2安打、1-0の
完封は、殿堂入りのジム・パーマー投手(オリオールズ)が、
1978年6月1日に記録して以来、34年ぶりです。
ヤンキー・スタジムでの1-0完封勝利(旧スタジアムも含む)
は1988年9月、インディアンスのグレッグ・スインデル投手以来
24年ぶり。いずれも歴史的な快投です。
「2死から2人歩かせた。こういうピッチングではいけない」
と、本人は101球の快投にも浮かれていません。
打てないマリナーズで、いつも打線の援護がなく、これで
やっと10勝です。もっと打線がそろうチームにいれば
いまごろは最多勝利を争っているはずのヘルナンデスです。
このシリーズの勝ち越しをかけた最終戦は、5日のデーゲーム、
岩隈投手が立ち向かいます。
了
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