1勝もできないまま、7月に入ってしまった、フィリーズのベテラン左腕、
クリフ・リー投手が、4日、ニューヨークでのメッツ戦に先発、8回、
7安打、2失点、三振9個を奪い、やっと、今季初勝利を挙げました。
CBSスポーツラインのレポートです。
サイヤング賞の実績があるリーは、フィリーズのエースです。
右腕のエース、ハラデイ投手が故障脱落したため、1人で頑張って
きましたが、好投しても勝てず、チーム83試合目で初勝利でした。
「独立歳の祝日に初勝利。良かった」と、ほっとするチャーリー・
マニュエル監督。
「勝利はもう昔のことのように思える。今日はおいしいワインを
飲めるさ。気にしない、といえばウソになる。勝敗は自分で
コントロールできない。こういう苦難もある」と、リー投手。
メッツとは今季4回目の対戦でしたが、この日は、相手を
寄せ付けないシャープさがありました。
サイヤング受賞投手は、不思議にこのようなスランプがあります。
グレッグ・マダックスはパドレス時代の2008年、14試合勝てず、
フェルナンド・バレンズエラ投手(ドジャース)も1988年から
2年間、19試合も勝利に見放されていました。
まだナ東地区最下位に沈んだままのフィリーズ。
今季はもう諦めて、選手を放出する、うわさも立ち始めました。
リー自身、どうなるか、前途は不明です。
了
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