シアトルで歴史的なノーヒット・ノーランです。
8日、インター・リーグの第2ラウンドが開幕。マリナーズは6人
の投手リレーでナ首位のドジャースを抑えました。
1番・イチローが3安打出塁。盗塁に成功した7回、3番・シーガーが
決勝打。この1ー0です。
試合は6回まで完封していた、先発のベテラン、ミルウッド投手が
7回にマウンドに上がると、「足が痛い」、と、2球ウォームアップ
しただけで突然交代するアクシデント。軽い肉離れの様子でしたが、
予期せぬ異変に、さあ大変。
ブルペンは7回から5人を繰り出し、3イニングを細かなリレー
でつなぎ、9回はウィルハームセンが3人で締め、予想外の
「リレー完封」が実現しました。
マリナーズでは左腕・ランデイ・ジョンソンが1990年6月2日
に第1号。1993年4月22日にクリス・ボジオが第2号。
リレーの達成はチーム史上初めて。大リーグでは通算10回目
になります。
2003年6月11日、アストロズがヤンキースを完封したのも
6人リレー。これ以来9年ぶりの珍しい記録です。
このアストロズも、先発のロイ・オスワルトが肉離れで2回
で交代後の苦心のリレーでした。
マリナーズは4月21日、ホワイトソックスのアンバー投手に
完全試合をやられており、そのホームの屈辱を晴らしたことに
なります。
ドジャースは2000年を最後に、このセーフコ・フィールドに来たことは
なく、12年ぶりの訪問は悪夢。せっかく、フィラデルフィアで、フィリーズに
4連スィープしたあとだっただけに、「まさか」の交流戦でした。
了
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