3年連続、打率、得点ともア・リーグ最下位の貧打で知られる、マリナーズが、30日、テキサスで
何と、21得点の大爆発です。
先発全員安打、全員得点、2番・フィギンス以外の全員打点の猛攻。
まさに珍事、とも言うべき事件でした。しかも、2、3回には連続8得点。先発・ホランド、
2番手の建山にホームラン攻勢。テキサスのファンはただ唖然とするばかりでした。
しかし、前回、シアトルでの3連戦、今回と、いずれも2勝1敗で勝ち越している
のです。
今季はもう10回対戦していますが、これで5勝5敗のタイ。王者と四つに組んで
互角なら立派なものです。
これで最下位を脱出(アスレチックスは8連敗で転落)したのは、前途に明かり
が見えてきた感じです。
「若手が次第に力を付けてきた。成長の手応えを感じている」と、ウェッジ監督。
3安打、4打点の4番・モンテロ捕手(今日はDH)はヤンキースから移籍、
2本塁打、6打点のスモーク一塁手もリー投手と交換トレードで加入した新鋭です。
ベテランを出し、ホープを狙ったトレード補強は、GMの成功です。
マリナーズが21点も挙げたのは、2000年9月30日、エンゼルス戦以来
12年ぶり、チーム史上3回目の20点以上の記録です。
2イニング連続8得点は、大リーグ史上7チーム目。2001年5月5日の
カブス(対ドジャーズ)以来11年ぶり。
これが、単なる珍事なのか、再びスパートするのか、明日は久々のお休み。
1日から中地区首位のホワイトソックスにいどむ、シカゴ遠征です。
大爆発でも、不振の3番・イチローは休養日でベンチでした。
了
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