カブス時代、ついカッとなって、再三、トラブルを起こし、とうとう
見限られた形になった、カルロス・ザンブラノ投手が、マイアミへ移籍して
初勝利。敵地・ヒューストンでわずか3安打の完封勝利、今季初
勝利を挙げました。MLBコムのリポートです。
今季は5試合に先発、いずれも好投しましたが、救援陣が3回も
セーブ失敗。2敗で迎えたこの日、でした。
「彼は落ち着いてストライクを投げれば打たれない。気持ちの
問題」と、異端児をコントロールした、オジー・ギエン監督は言う
のです。
これでマイアミは、今季初の7連勝(すべてロード。サンフランシスコ、
サンディエゴ、ヒューストン)で、4月19日以来の「貯金1」。何とか、
激戦のナ東地区で勝負になってきました。
「ここに来て”もう失うものは何もない”と、開き直ったら、道が
明るくなった。バッターに考える時間を与えず、どんどん攻める、
シンカーもカッターも良かった。コントロールが第1さ」と、試合後の
ザンブラノ投手。まさに”ビッグZ”と言われた男の本領発揮です。
捕手のジャック・バックも「スイスイ行くんだ。リズムがいい。バック
も余分な時間を掛けないから守り易いはず」と、立ち直った
ザンブラノを補佐しました。走者を出しても併殺4。アストロズの
残塁は2だけでした。
東地区は主力故障の本命・フィリーズが出遅れてまだ最下位。
マイアミの新球場効果は十分。失言男のギエン監督も、余分なことは言わなく
なりました。
ようやく春です。
了
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