カブスの豪腕投手、リグレーのファンをうならせた、ケリー・ウッド投手は、
18日、14年間の大リーグのマウンドに別れを告げました。
この日の交流戦、リグレー・フィールドに迎えた、シカゴのライバル、
ホワイトソックス戦の8回に2人目で登板、ビシドを3球三振させて、
打者1人で最後の投球を終えました。
この日のリグレーは満員の3万4937人。その豪快な三振奪取の
投球を見続けてきた、地元ファンは惜しみない拍手を贈りました。
「とうとうその日が来た、という言葉しかない。日々努力したが、もう
昔の投球はできなくなった。他の人にチャンスは譲りたい」
とコメントしました。
カブスのEメール通信が伝えてきました。
テキサス出身。その剛球から「ノーラン・ライアンの再来」と言われ、
1998年5月6日、アストロズ戦で1試合20三振を奪う快挙で
ナ・リーグ新人記録を作り、ファンを熱狂させたのは、入団2年目、
5試合目のカブス・マウンドでした。
しかし、常に故障に悩まされ、2003年の14勝11敗を最後に
2ケタ勝利はできず、2008年からクローザーの転向。この年は
34セーブも挙げましたが、豪腕は戻りませんでした。
通算86勝75敗、1582三振奪取。健康だったら、と惜しまれる引退
でした。
了
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