レンジャーズのキャンプが始まり、ダルビッシュの投球に注目が
集まりましたが、獲得に動いたノーラン・ライアン会長も、驚きの
声です。
「ダルビッシュのなめらかな動きを見ると、私は、彼と同じ年のころは
苦闘の連続だった。当時はコントロールがない。ボールがどこに行くか
分からない。彼のようにボールを自在に操るなどできなかった。
彼はこれほど完成された投手だったとは、想像を超える、ユニークな存在だ」。
ライアンさんはメッツ時代は剛球をもてあまし「余所で修行せよ」と、
放出されたのです。
それを乗り越えて大投手へ育っていったのです。
「ダルビッシュは野球へのフィーリングがいい。思うようにボールの配球
ができる。これはすごいことだよ」。
「ビデオで見たダルビッシュと、目の前で見た彼とは大きな違いだ。
彼の動きをみても、左でも自在に投げられる。体の動きもスムーズ。
どうしてこんなに成長していたのだろう、と、驚くばかりだ」。
「彼はメジャーの打者がどういうものか、も早く吸収するだろう。
われわれは全力を挙げて彼の助けをしたい。一流の、歴史
に残る投手になれるように」。
「キャンプは楽しんで欲しい。文化の違い、環境の違いを
心配したが、彼は自然に吸収してゆくだろう。回りから大きなプレッシャーは
掛けたくない」。
「彼が落ち着ける、と感じるように、友好をさらに深めたい」。
ダルビッシュは、ライアン会長の名著「ノーラン・ライアンの投手
バイブル」を大切に持っています。これが成長の支えに
なってきました
ライアン会長との信頼関係はさらに深まりそうですね。
了
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