ついに、最後に残る大物FA、プリンス・フィルダー一塁手は、
急転タイガース入りです。
ESPN、CBS、MLBコム、などの速報が伝えました。
まだ、タイガースは何もコメントしていませんが、9年間、年俸総額
2億1400万㌦(約164億7800万円)の巨額サイン、と言われて
います。これは、エンゼルス入りした、アルバート・プーホルス一塁手
の2億4000万㌦、10年契約と並ぶ、史上に残る巨額サインに
なりました。
タイガースは先週までは「ウチはフィルダーには参加しない」と、
デーブ・ダンボロウスキーGMは高見の見物でしたが、
5番のVマルチネスDHがひざ故障で今季アウト、の異変が起こり、
急転、乗り出したようです。
これには、82歳のオーナー、ピザ王のマイク・イリッチ氏の
「私が元気なウチにワールド・シリーズのトロフィーを」
の意向が反映した、とも、言われています。
タイガースは、1984年、パドレスを破り,王座に着いて以来、27年間
優勝には無縁でした。昨年もリーグ決定戦まで進みましたが、
レンジャーズに敗れて夢は消えました。
投手3冠王のバーランダー、首位打者カブレラ、と2人の役者が
そろう今こそ,最大のチャンス、と、オーナーは決断したに違い
ありません。
フィルダーの平均年俸は、2378万㌦(約18億3100万円)。
これで、バーランダー、カブレラと3人の年俸2000万㌦選手
がそろうタイガース。オーナーは「資金を気にするな!」と
GMにゴー・サインを出したのでしょう。
父・セシルも1990年代のタイガースの中心スラッガー。
そのとき、タイガースのクラブハウスへ父に連れられて
毎日、遊んだいた少年が、ついに「故郷に帰る」とは、素晴らしい
ドラマではありませんか。
了
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