毎日、MLBのホームページを見ていますが、FA大物選手の
動きは全くありません。
球界全員が注目している、カージナルスのアルバート・プーホルス
一塁手、ブリュワーズのプリンス・フィルダー一塁手の2大スターは
うわさだけで、全く接触がないのです。
旧所属球団も、獲得をする球団も、動きません。
ただひとつ、突然大補強に乗り出した、マーリンズが、プーホルス
に「9年契約、総額1億8000万㌦」を提示した、と伝えられていますが、
果たして本気なのかどうか、分かりません。
旧所属球団は、FA選手に年俸調停を提示、一応権利を
確保した形なのは、もし、他球団へ移籍すれば、来年
ドラフトの指名権利を譲り受ける「コンペンセーション」
が得られるからです。
この見返りドラフト権利獲得は、FA選手がタイプA、B(成績
次第でランク査定)で分けられています。しかし、このA、Bは今季までで
(来年からは労協改訂で変更)、年俸調停をしておかないと
損だからです。
こうなると、球団は余計慎重になり、動かなくなる、のは当然かも
しれません。
多分、ウィンター・ミーテイング(12月5日ー8日、ダラス)へ
もつれ込み、この期間でも腹の探り合いで終わるの
ではないでしょうか。年末や、1月へ延びるかもしれません。
今、一塁手を求めているのは、ジャイアンツ、カブス、
レンジャーズしかなく、大金チームのヤンキースは、ティシェラ、
レッドソックスはゴンザレスと長期契約しているので、「ノー
サンキュー」。すでに31歳のプーホルスは、ピークはあと6年
ぐらい。その晩年、老後の保障までするチームは大きなリスクを
背負う、ことになります。
この2大スターがしびれを切らして「どこでもいい」、と、
軟化するのを待つているのではないか、とも思います。
了
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