レンジャーズは11月29日、「今年7月7日、ファウルボールを子供の
ためにキャッチしようとして転落死した、故シャノン・ストーンさん
を追悼する記念像を建てる」と、新たな銅像建立を発表しました。
地元の消防士、ストーンさんは、休日の7日、息子のクーパー君(6つ)を
連れてアーリントン・パークへ、アスレチックス戦のナイター
観戦に出かけましたが、飛んできたファウルボールを「オレが捕ってやる」
と、スタンドから身を乗り出して捕球しようとして、バランスを
失い、スタンド下に落ちた事故で命を落としたのです。
レンジャーズは地元ファンの悲劇を悼み、「レンジャーズ・ファン」
と名付けたストーンさんの等身大の像を、正面スタンド入り口に
建て、この事故を今後起こさないように、球場の安全化を
図ることにしました。
テキサスの彫刻家、”カウボーイ・アーティスト”と名高い
ブルース・グリン氏に制作を依頼、4月6日、ホワイトソックスを
迎える開幕戦に披露する予定です。
ノーラン・ライアン会長は「熱心なファンの事故死は誠に
痛ましい。今後、二度とこのような悲劇の起きないこと
を祈ってやまない」と、コメントしました。
クーパー君は今季のプレーオフ、ア地区シリーズの第1戦
始球式に招かれ、大役を務めました。ジェニー未亡人は
夫の表情を作家に伝え、完成に協力した、と、言われます。
アーリントン・パークには、センターのファン・プラザに
ライアン会長、元アーリントン市長、トム・バンダークリフ氏
の銅像がすでに建っていますが、このオフ、このプラザを
全面改修。ファン歓談の広場にし「バンダークリフ・プラザ」と
命名。開幕日に新装オープンします。
今季、チーム動員新記録になった、アーリントン・パーク。
2012年のニュールックが楽しみです。
了
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