デトロイトへ戻ったタイガースは、11日、リーグ・シリーズの第3戦、
レンジャーズに逆転勝利。3連敗を食い止め、希望をつなぎ
ました。
この日は、ヤンキースを地区シリーズ最終戦で封じた
ダグ・フィスター投手がまたも好投。8回1死まで2失点。
タイガースを支えました。「バックを信じて投げる。無駄な
失点はしない。無理に三振を取ろうとせず、長く投げること
を年頭に投げました」と、殊勲の好投です。
オルドネスが不在、急遽出てきたヤングもまた故障。
傷だらけの打線の中心は、公式戦首位打者の、ミゲル・カブレラ
一塁手です。
リーランド監督は、この看板スターを4番から3番に上げ、
自在なバットを生かす打線の変更がピタリでした。
5回は勝ち越し二塁打。上原を打ちのめした7回
のだめ押し本塁打は”マンモス”と形容されるほどの
豪快なアーチでした。
「今度はロング・シリーズを覚悟している。みんな忍耐
強くこのシリーズを勝ち抜くつもりだ」。
これで、あえてエース、バーランダーを5戦に待機させた
忍耐が生きてきました。
タイガースは簡単にはやられない、のを実証した、この日の
チーム一丸の攻守走。踏みとどまったその姿に、4万1905人
満員の地元ファンは歓声を挙げました。
了
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