前半戦での注目は、パイレーツの躍進です。
何と、首位同率のブリュワーズ、カージナルスにぴたり
「1差」の3位。90試合を過ぎて、この順位は、1992年以来
9年ぶりの快挙です。
万年最下位。とても勝てる雰囲気ではなかった、のですが、
今は、若手が成長。4番のマクラチン外野手は、15節終了の
10日、3ランを含む、2度の犠飛で5打点。
「何故、彼を選抜しない。立派な成績を挙げているじゃ
ないか」と、監督が直訴。ついに、追加召集されました。
じりじり上がっての成績ですから、地区V、ポスト・シーズン
も夢ではありません。黒のユニホームに、大きな
黄色の「P」のマーク。まさに、海賊のような暴れようです。
ナの東地区はフィリーズ、ブレーブスのマッチ・レース。
しかし、フィリーズは、15節、ブレーブスとの直接対決に2勝1敗
と勝ち越し。「3・5差」の首位をキープしました。
この両者の対決は9月に6試合残ります。
これまで、12試合を終えて、6勝6敗の全く五分。ともに、自慢の
投手陣で、閉幕まで激戦は続くでしょう。
中地区は大混戦。4位に落ちているレッズでも
まだチャンスは十分あります。
西地区はジャイアンツが豊富な先発投手陣で
「3差」の首位を続けていますが、全く打てないのが
悩み。連日、売り切れ、満員の地元ファンの後押しで
逃げ切れるかどうか。
オーナーの破産で大ピンチのドジャースは、最後の
4連勝で、やっと最下位を抜けましたが、ジョー・トーリ監督
が引退し、受け継いだドン・マッチングレー監督は、
不振の打線に苦悩の毎日です。
10日に先発した、各球団のエースは、オールスターには
出番はないはずです。故障者辞退の続出で、「これで
オールスターかな」と、思うような選手も入って
います。どんな趣向で楽しませてくれるか、
12日を見守っています。
了
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