アリゾナのオールスター・ゲームは、会心の3ランで
MVPを獲得した、ブリュワーズの4番、プリンス・フィルダー
一塁手の活躍で、ナ・リーグが2連勝。これで、
ワールド・シリーズの「ホーム・フィールド・アドバンテージ」
も獲得。秋のワールド・シリーズへ、楽しみは増えました。
その余韻も覚めないとき、ブリュワーズは、メッツの
クローザー、フランシスコ・ロドリゲス投手を交換
トレードで手中にし、ポスト・シーズンの
態勢を強化する、電撃ニューズが流れ、オールスターに
来ていたメデイアから驚きの声が上がりました。
メッツ入り以来、トラブル続き、ぱっとしない
ロドリゲスですが、悪い、といっても、今季は23セーブ
も挙げていますし、環境が変われば(今首位の
ブリュワーズなら、ポストへの望み十分)やる気
を起こすでしょうから、”Kロド”をうまく使えば、カージナルスとの
競り合に勝てる可能性は増えるでしょう。
フィルダーは「負けるのは面白くない。勝つために
やるんだ」と、コメント。2人の子供連れの会見は
笑顔満面でした。
フィルダーは2009年(セントルイス)のオールスターで
ホームラン競争に優勝。史上6人目のMVPとの
ダブル・タイトル男になりました。ブリュワーズの選手
で本塁打したのは初めて。MVPも初めて。
今、打点王。アルバート・プーホルスを抜いて、投票1位
に押し上げた地元ファンの後押しは大成功でした。
それにしても、一番強烈なスイングをした、ア・リーグの
看板スター、エイドリアン・ゴンザレス一塁手を、なんで、
交代させたのでしょうか。
彼がフル出場していれば、最後まで、ナ・リーグを
ハラハラさせたでしょうに。前半のMVP、ゴンザレスを、
あの豪快アーチで引っ込めてしまったのは、ワシントン監督の
不可解な采配です。
ファンは最後までヒーローを見たい、と思っていたのに、
残念な限りです。
了
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