またまた、驚きのニューズです。
元ヤンキースの伊良部秀輝投手が、ロサンゼルス郊外、
パレス・ベルデス(PALES VERDES)の自宅で、首釣り自殺
の形で発見される、悲惨な最期を遂げました。42歳。
1997年から、ヤンキースの3年間、2年連続2ケタ勝利を
挙げた、150㌔の剛球右腕投手。1995年、ドジャース入りした
野茂英雄投手に続く、日本球界からのパイオニア的な存在
でしたが、成功せず、トラブル続きの生涯でした。
私は、ヤンキース時代の伊良部投手を取材した
ことがありますが、その凶暴な目つきが、今も
忘れられません。
試合後、彼のコメントを聞きに、クラブハウスへ行き
ましたが、顔を合わせるや否や「何でここに来るんだ!
来るな!と言ってあるでしょう!」と、大変な剣幕
で怒鳴られ、唖然として、戻りました。
行く前、当時、ほとんどいなかった日本人記者の1人に
「およしなさい。彼は絶対ノーだから」と、止め
られたのですが、「一言ぐらいはいいだろう」
と、敢えて突撃したものの、驚くばかりでした。
昔のヤンキー・スタジアムは、クラブハウスは、
とても狭く、試合後、許可されているメディアの
入室も,混雑しているので「無理かな」とは
思っていたのですが。
その記者は「だから、およしなさい、と言ったんです」
と、苦笑するばかりでした。
メディアの入室は記者会との協定で認められ、どの球場も
正規の取材許可証さえ身に付けていれば、入室
ノー、ということはないのですが。
日本人記者が増えてきたため、「混雑するから、ロッカーより
外の通路でやりましょう」のケースが多くなり、
松井秀喜外野手も、外で丁寧に対応しています。
しかし、あんな凶暴な態度を見せた選手は、私は知りません。
伊良部はこのような態度が少なくなく、結局、
どこでも、長続きしませんでした。
夫人、2人の子供とも別居、単身、ロサンゼルスで
亡くなるとは、豪腕の最後に、悲しい思いです。合掌。
了
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