今年12月、労協の改訂を前に、MLBは「リーグ再編成案」を
討議する構想が、ESPNコムのバスター・オルネイ記者の
特報で報じられました。
この重大ニューズは、全米を駆け巡り、各球団とも、選手会は
賛否両論の騒ぎです。
アスレチックス選手会会長、ブラッド・ジーグラー投手は
「わがチームはどんな編成になってもOK。どういう提案
でも受ける。今、わが地区は4球団。他には6球団の地区
もある。公平ではない。全部平等になる提案ならOK」
と、前向きの姿勢です。(サンノゼ・マーキュリー紙の
Eメールによる)。
その案によると、現在ア14、ナ16になっているのを、1球団
がアへ移り、15チームずつにします。今の3地区精度を廃止し、
15球団の上位3に、4位、5位のチームがワイルドカード
でプレーオフへ、という計画です。
もう1案は、3地区制度はそのままにして、3地区の1位
と、ワイルド・カード(2位から選考)で争う、ものです。
どちらも問題を含む再編成です。
最大の難点は「15チームの奇数だと、常に1チームは相手がいない」
日程上の問題です。
こうなれば、毎日、2チームは、相手のリーグと、インターリーグを
やるしかなくなり、それでもいいのか?の議論が起きてきます。
ナからアへ、移転の最有力候補、に挙げられているのが、今、
中地区最下位、身売りも時間の問題、になっているアストロズ。
ミルズ監督も、選手も「ナ・リーグの方がいよ」と、移転反対。
もうひとつの候補、ダイヤモンドバックスも反対の声が
多いようです。
移転組は拡張球団に絞られるのは仕方がない、かも
しれませんが、さて、12月の労協改定交渉はどう
なるのか?目が離せません。
了
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