アマ・ドラフトは8日、3日間の全日程を終わりましたが、
最後の最後、1530人目の選手は、17歳の高校生投手、
コルヤ・ステフェンソン君。フィリーズが50巡目に指名
しました。
そのとき、プールで遊んでいたコルヤ君は、電話を聞いて
びっくり。「まさか!」と、呆然。ドラフトなど、無縁と、思って
いたので、言葉がなかった、と言うのです。
この13年間、最後の指名選手は、みんなプロ入りせず、
契約してもA級止まり。2008年、レッドソックスに指名
された、カイル・ストロープ投手が、A級グリーンビルで
投げているだけです。
最下位指名でメジャー昇格は2人いましたが、その年
には入団せず、後年の指名で契約しています。
「僕は大学(アルバーニヤ大)へ進学して、野球をやろう、と考えていた
ので、今すぐ、契約とは思いもしなかった。しかし、
フィリーズは地元のチーム。そのワールド・シリーズ試合
は全部見た。だから、指名は大変光栄だけど」
と、語るコルヤ君。
父のダンさんはフィラデルフィア市で、ビデオ制作の
仕事をしているので、「お父さんと良く相談して」
と、悩みをもらしています。
MLBコムでは、このラスト指名選手には「ドーント・
カウント・ヒム・アウト賞」を贈る、となっていますが、
「オレを無視するな賞」とは、ユニークなネイミングです。
さて、コルヤ君はどんな決断をするでしょうか。
了
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