USAツデー紙は「4月の天候異変で、打力不振、走塁
向上」の特集を載せています。
4月のMLB平均得点は4・29点。昨年の4・55点に比べれば
大幅ダウンです。近年では20年ぶりの投高打低の
開幕になりました。
打てなかれば、走る、傾向は強くなる、と、同紙は予測して
います。昨年はチーム年間盗塁数は160個を
超えたのは2チームしかなかったのが、今の流れ
でゆけば、5チーム以上は超えるのではないか、
とも診断しています。
特に積極走塁を目指しているのはロイヤルズ、ブルージェイズも
同じタイプです。
ロイヤルズのジャロット・ダイソンはまだ21打席しか
出場していないのに、9盗塁成功。すべて、ネド・
ヨースト監督の「塁に出たら走れ!」のゴーサインで
チームはア中地区3位を占めているのです。
ロイヤルズには、マイナーの3Aにいるロレンゾ・ケイン。
今盗塁成功100%の快足ランナー。いつかは昇格して
くるはずです。
スタートした当時は眠っていたレイズも、再び走り始め
ました。アプトン、ゾブリストら、昨年あまり走らなかった
男たちも走ります。快足の1番・サム・ファルドは、ペースが
落ちてきましたが、マイナーには同じ快足のデズモンド・
ジェニングが出番を待つており、オールスター前には、
飛び出してくるかもしれません。
昔に帰るような、走る野球への変化。新しい時代の前触れになる
気がする、4月のMLBです。1点を争う面白い野球の流れは、
さらに、どう変化してゆくか、注目してゆきたいものです。
了
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